男児はその後も諦めず、ジャケットを左手で引っ張りながら包丁で襲いかかろうした。しかし最後は父親に右手を取られ、包丁も没収されたとみられている。
男児は赤いスカーフを身に着けていることから小学生と思われ、ちょうど冬休みが終わり、学校が始まったばかりだったという。
この動画を撮影した隣人は「あの父親は普段、息子に対して甘い。しかし今回は違った」と話しているそうで、中国ネットメディア『网易』は「教師が男児の親に『ゲームに夢中で宿題をやっていない』と注意をしたことがきっかけで、父親が携帯電話を取り上げたようだ」と伝えている。
ちなみに中国では毎年、冬と夏の休暇中にゲーム依存症についての議論が活発になるそうで、ゲーム会社は未成年者の使用制限などを設けている。たとえば中国最大のゲーム事業者「テンセントゲームズ(Tencent Games)」は今年、「冬休み中の14日間は未成年のゲーム時間を夜8時から9時のみにする」という措置をとっていた。しかし親の携帯電話を使用するなど規制をすり抜けるケースが後を絶たず、徹底することは難しいようだ。
なお2020年には中国で、一日22時間ぶっ続けでゲームした15歳の少年が脳梗塞で倒れていた。一日2時間の睡眠しかとらず、携帯電話で遊んでいたという。
画像は『网易 2023年2月13日付「父亲没收孩子手机, 孩子竟持刀挥向父亲威胁抢夺」』『South China Morning Post 2023年2月15日付「‘So scary!’: 7 million in China stunned by video of online game-addicted son threatening father with meat cleaver over mobile phone confiscation」(Photo: Weibo)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)