中国・広西チワン族自治区南寧市に住む15歳の少年が今年3月、脳梗塞で倒れて地元の病院に緊急搬送された。少年は2月から自室にこもるようになり、一日2時間の睡眠しかとらずにオンラインゲームをしていたようだ。『知乎』『LADbible』などが伝えている。
中学3年生の小斌君(仮名)が自宅で倒れているところを発見されたのは、3月1日のことだった。顔の左側がゆがみ、左手と左腕が麻痺して動かなくなっており、病院での検査の結果、脳梗塞を起こしていたことが判明した。ロックダウンで学校に行けなくなった小斌君は、携帯電話でゲーム三昧の生活をしていたという。
小斌君の母親は今月7日、地元メディアのインタビューに次のように明かした。
「通学していた頃の息子はサッカーをするなどとても活発でした。しかし2月に入りオンライン授業が始まると窓を閉め切り、ドアに鍵を閉めて一日中自室にこもるようになりました。夜も友達とオンラインで会話をしているようでしたが、私たちには『学校の授業が追いつかないから』と話をしていました。」
「私たちは共働きで、朝早く自宅を出て、帰宅するのは午後6時過ぎでした。自宅で1人でいる息子のために食事を用意していましたが、私が帰宅しても手を付けずに残っていることも度々ありました。息子は一日中スナック菓子とドリンクで過ごしていることもあったのです。よくよく聞いてみると、息子は一日2時間の睡眠しかとらず、ゲームに依存した生活を送っていたことが分かったのです。」
小斌君は現在も市内にある江浜医院で理学療法や酸素吸入などの治療を受けているが、