アメリカ在住のジョシュア・サンティアゴさん(Joshua Santiago)は今から約6年前、貧困で理容室に行けない人々に無償で散髪をする活動を始めた。そんなジョシュアさんが昨年12月、TikTokに投稿したホームレスの男性の散髪の動画が拡散、まるで別人のように生まれ変わった男性に注目が集まった。さらにジョシュアさんの活動にも光が当たり、たくさんの応援の声が届いているという。
米ペンシルベニア州フィラデルフィア出身の理容師ジョシュア・サンティアゴさんは2017年、非営利団体「エンパワリング・カッツ(Empowering Cuts)」を立ち上げた。
団体は「経済的な問題に直面している人々に無償で散髪を行い、力を与えよう」という信念から生まれたもので、ジョシュアさんの活動は地元だけに留まらない。対象はホームレス、退役軍人、子供、家族と幅広く、50を超える団体とタッグを組み、改造したキャンピングカーでこれまで20都市以上、7500人以上の散髪を行ってきた。
そんなジョシュアさんは2年前の3月にTikTokをスタート、昨年12月24日に投稿したホームレスの男性の散髪の動画が今月15日、英ネットメディア『Daily Express』などに取り上げられて注目を集めた。
動画では、髭を生やし、カーリーな髪が肩まで伸びた男性が映し出され、ジョシュアさんが「僕はこの男性の散髪の機会に恵まれた」と語る。そしてごっそり切った髪を床に落とし、伸び放題だった髭や頭にバリカンを入れていく。
動画には「その人が何を抱えているのかは決して分からない」と言葉が添えられており、