オーストラリア南東部ビクトリア州の一軒家で昨年3月、まるで宇宙船のような巨大なスズメバチの巣が見つかった。駆除の様子はそれ以降、駆除業者のSNSで何度かシェアされ、最近になって豪ネットメディア『7NEWS Australia』などが伝えて注目されている。
ビクトリア州ヒールズビルで昨年3月、害虫駆除業者「DAPペストコントロール」のマネージャー、デイル・アーメルさん(Dale Armel)が、巨大なヨーロッパクロスズメバチの巣の除去に成功した。
デイルさんはその日、「大きいスズメバチの巣があるので駆除をお願いしたい」と連絡を受けたそうだが、現場に行くとあまりの巣の大きさに身震いがしたという。
「その巣はバスルームの天井の隅に作られたものでね。70インチ(縦約87センチ、横約155センチ)のテレビと同じくらいの大きさがあったんだ。コロナ禍で空き家になっていたからどんどん大きく成長したのだろうね。これは私のキャリアの中でも最大級。オーストラリア一ではないかな」と語るデイルさん。ヨーロッパクロスズメバチは時に攻撃的で危険なことから、駆除は2日をかけて行った。
なお実際の駆除の様子を捉えた動画では、デイルさんが頭部の防護ネット、防護服、防毒マスク、長靴に手袋という完璧な格好で現場に向かうのが見て取れる。
デイルさんは強力な殺虫剤を何度か噴射し、