今月12日、オーストラリアの国立公園をパトロールしていた自然保護官が重さ約2.7キロという目を疑うほど巨大なヒキガエルを発見した。新生児に近い重さを誇るこのヒキガエルは、現在ギネス世界記録に認定されているヒキガエルの重さを超えており、発見した自然保護官は「こんなに大きなヒキガエルは見たことがない」と驚いていると英メディア『BBC』などが伝えた。
巨大なヒキガエルが見つかったのは豪クイーンズランド州コンウェイ国立公園で、今月12日に同園でパトロールを行っていた自然保護官であるカイリー・グレイさん(Kylee Gray)が第一発見者となった。カイリーさんは「こんなに大きなヒキガエルは見たことがありませんよ。サッカーボールに脚が生えたような形をしていました」と当時を振り返っており、まるでゴジラ(Godzilla)のようなその姿から、英語でヒキガエルを意味する「Toad」という単語を組み合わせて「Toadzilla」と呼んだ。
カイリーさんが一緒にいた同僚と共にそのヒキガエルを捕獲して調べてみると、体長は約25.5センチ、体重は約2.7キロもあることが判明した。現在ギネス世界記録に認定されている世界最大のヒキガエルは1991年3月に記録された体長38センチ、体重は2.65キロであり、今回捕獲したヒキガエルの重さは世界記録を上回っていた。
このヒキガエルは「オオヒキガエル(Cane Toad)」という種類で、雌と推測されている。オオヒキガエルの平均体長は10~15センチ、体重は大きくても2.9ポンド(約1.3キロ)とされているため、