海外発!Breaking News

writer : yukke

【海外発!Breaking News】「机に突っ伏したまま動かない」通報を受けて画廊に突入した警察官、その正体に唖然(英)

妹のクリスティーナさん(Kristina)がスープに顔を突っ伏して気を失った際の出来事を記念して作ってもらったそうだ。

スティーブさんの実体験をマークさんがアートとして見事に蘇らせ「クリスティーナ」と題したこの作品は、顔を伏せているゆえによりリアルな人間のようだ。

ロンドン警視庁の広報担当者は、このマネキンを救おうと突入した警察官らの当時の様子をこのように明かしている。

「11月25日午後5時32分、ソーホーのレキシントン通りにあるおしゃれなギャラリーで『意識を失っている人がいる』と通報がありました。」

「通報から20分後に警察官らが現場に到着し、店内に突入したところ、その正体がマネキンであることが判明したのです。」

「ロンドン警視庁は、人々の安全や福祉が脅かされる場合に対応しなければならない“注意義務”を負っています。」

スティーブさんによると当時、店内には従業員のハンナ・ブレークモアさん(Hannah Blakemore)がいたものの、ちょうど警察官らが現れた際に席を外していたそうだ。

「彼女がお茶をいれるために店に鍵をかけ、2階に上がっていたところ、騒ぎが聞こえました。」

「彼女が降りてくるとドアが蝶番から外れており、2人の困惑した警察官がいたのです。」

また警察官と鉢合わせしたハンナさんは、当時のことをこのように振り返った。

「風変わりなアートやインテリア雑貨を販売するギャラリースペースですが、そこに警察官がいることにショックを受けました。」

実は本物そっくりな「クリスティーナ」が騒ぎを起こしたのは、これが初めてのことではない。10月にもロンドンのアート&デザインフェアにて通報を受け、救急隊員が駆けつける事態になったそうで、ハンナさんは次のように語っている。

「(要救助者がマネキンであると知り)不機嫌な救急隊員に『このマネキンはあまりに本物にそっくりすぎる』と言われました。」

「この作品は人々を『惹きつける』といった意味では、間違いなく目標を達成していますね。」

ちなみにお騒がせなマネキンと言えば、過去には不法投棄されたマネキンが人間の遺体と間違われたり映画の小道具で崖に放置されたマネキンに救助要請が出されたこともあった

画像は『UNILAD 2022年12月12日付「Police break into art gallery after spotting ‘dead woman’ and are left shocked」(Featured Image Credit: Laz Emporium)』『The Mirror 2022年12月12日付「Police raid ex-Banksy agent’s gallery to save woman who turned out to be £18,000 dummy」(Image: AP)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

バンクシーの元代理人でギャラリー所有者のスティーブさん(画像は『The Mirror 2022年12月12日付「Police raid ex-Banksy agent’s gallery to save woman who turned out to be £18,000 dummy」(Image: AP)』のスクリーンショット)

1 2