犬は飼い主のことを決して忘れることはないと言われるが、このほどアメリカで飼い主の墓参りに初めて訪れた犬が場所を教えられていないにもかかわらず、迷わず飼い主のお墓に駆け寄っていった。その様子を捉えた動画が多くの人たちの胸を熱くしたようだ。『Newsweek』『PetHelpful』などが伝えている。
米アリゾナ州在住のカミーユ・グリフィスさん(Camille Griffith、27)が今月27日、TikTokに投稿した動画が多くの人々の涙を誘った。動画はカミーユさんと雄のゴールデン・レトリバー“ハドソン(Hudson)”が、墓地を訪れる様子を捉えている。
カミーユさんは同日、今年6月に水難事故で亡くなった恋人のシェム・タイラーさん(Shem Tyler、27)のお墓をハドソンとともに訪れていた。実はハドソンはシェムさんが生前飼っていた犬で、現在はカミーユさんが面倒を見ている。この日はハドソンにとって、亡き飼い主の初めての墓参りだった。
ところがハドソンは初めての墓参りにもかかわらず、墓地に入った途端にカミーユさんより先に進み、シェムさんのお墓にまっすぐ向かっていったのだ。驚いたカミーユさんはハドソンに「なんでパパのお墓を知ってるの?」と語りかけている。
動画には「私の犬はここに来たことがないのに、私の恋人であり彼の飼い主でもあるパパのお墓にまっすぐ向かっていった」と言葉が添えられ、