全体に花をモチーフにした装飾が施された華やかなドレスだ。長袖とスリムなシルエットが印象的で、ドレスの裾は床まで届いており気品に溢れた雰囲気だ。
ドレスの右肩からは青い“ロイヤル・ヴィクトリアン・オーダー”のサッシュを斜めがけにして、左胸には若き頃のエリザベス女王の肖像画を黄色いリボンで装飾した“ロイヤル・ファミリー・オーダー”のブローチをつけていた。
そして皇太子妃の頭上に輝いていたのは、エリザベス女王の妹マーガレット王女が生前に所有した“ロータスフラワー・ティアラ(Lotus Flower Tiara)”だ。
扇を連ねたモチーフにダイヤモンドとパールを配したもので、“クイーンマザー・パピルス・ティアラ(Queen Mother’s Papyrus Tiara)”の別名でも知られている。
もともとはエリザベス女王とマーガレット王女の母エリザベス皇太后(クイーンマザー)が、夫ジョージ6世から贈られたものだ。マーガレット王女は、スノードン伯爵アンソニー・アームストロング=ジョーンズと結婚する前年の1959年に、母からこのティアラを引き継いだ。
キャサリン妃(当時)は2013年宮殿で開催した外交団レセプションや、2015年に英国で開催した中国国賓の歓迎晩餐会でもこのティアラをつけていた。
今回のレセプションパーティでキャサリン皇太子妃は、髪をストレートにして後ろに流していた。前髪はセンターで分けてティアラをつけ、耳には故エリザベス女王が所有したダイヤモンドのドロップイヤリングを着用していた。
一方のウィリアム皇太子は、白いシャツに同色の蝶ネクタイを合わせ、黒いタキシードスーツで正装していた。
画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年1月9日付Instagram「Thank you for all of your very kind birthday wishes,」』『The Royal Family 2022年12月6日付Instagram「The King and The Queen Consort,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)