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writer : ac

【海外発!Breaking News】押収した薬物で警察官が意識不明に 「危険性を知って!」と衝撃映像公開(米)<動画あり>

意識を取り戻して座り、同僚の脚にもたれかかりながら会話を交わしていたが、再び動きが止まり、背後に立つ警察官が頬を軽く叩き「息をして!」と語りかけている。しかし目を見開き、呼吸が止まってしまったかのようであり、何度か頬を叩かれても全く反応がない。

そこで警察官がもう一度ナルカンを投与、しばらくして意識を取り戻した。現場ではコートニーさんに3回分のナルカンが投与されたそうで、その後救急車で病院に搬送された。

タベアズ警察署のコートニー・サリヴァン刑事(Courtney Sullivan)によると、コートニーさんは完全な回復が見込まれているそうで、この事故を受け「動画の中の彼女はまるで亡くなってしまったかのように見えます。もし他の警察官があの場に居合わせなければ全く違う結果になっていたでしょう。本人は彼らにとても感謝していますよ」と述べている。

一度意識を取り戻したコートニーさん(画像は『New York Post 2022年12月14日付「Florida cop treated for overdose after exposure to fentanyl during traffic stop」(Tavares Police Department)』のスクリーンショット)

なお警察が押収した薬物は合成オピオイド「フェンタニル」とみられており、事故が起きた日は風が強かったことから薬物がコートニーさんの体内に入ってしまったようだという。コートニーさんは「これまでも同じやり方で薬物処理を100回はしたでしょうね。でも薬物中毒はほんの一瞬、微量でも起こり得るのです」と薬物の危険性について述べ、「あの場にいたのが自分だけでなかったこと、すぐに的確な処置を受けることができたことに感謝しています」と続けた。

警察は問題の車に乗っていた数名の名前を明らかにしていないものの、薬物所持で重罪となる可能性があるという。

完全な回復が見込まれるコートニーさん(画像は『The Daily Star 2022年12月14日付「Cop overdoses and ‘looked deceased’ after wind blows drugs into her body」(Image: Facebook)』のスクリーンショット)

ちなみに2020年には米オクラホマ州で、押収した危険ドラッグを処理していた警察官が意識を失い、ナルカンによって一命を取り留めていた。また2017年にはペンシルベニア州で、浴室を掃除していた女性が呼吸困難に陥り亡くなった。息子が浴室で薬物の過剰摂取をした後だったという。

画像は『New York Post 2022年12月14日付「Florida cop treated for overdose after exposure to fentanyl during traffic stop」(Tavares Police Department)』『The Daily Star 2022年12月14日付「Cop overdoses and ‘looked deceased’ after wind blows drugs into her body」(Image: Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

薬物中毒に陥ったコートニーさん(画像は『New York Post 2022年12月14日付「Florida cop treated for overdose after exposure to fentanyl during traffic stop」(Tavares Police Department)』のスクリーンショット)

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