「恋愛に年の差は関係ない」と言われるが、60歳のあるアメリカ人女性は30歳年下の夫とタンザニアで暮らしており、結婚に至るまで年齢差は問題にならなかった。しかし時折、SNSで「夫は米国永住権が目的」と揶揄されることもあるというが、夫婦は「自分たちが幸せであればそれで満足」と語っている。『The Daily Star』『The Sun』などが伝えた。
昨今は“年の差婚”が増えていることで、親子ほど年が離れている夫婦もそれほど珍しくはない。タンザニアに住むデボラ・バブさん(Deborah Babu、60)とセイトティー・バブさん(Saitoty Babu、30)も同様で、夫婦は30歳もの年の差がある。
ところがこの夫婦の場合、夫のセイトティーさんがタンザニアの先住民のマサイ族であること、デボラさんが9000マイル(約1万4484キロ)離れた米カリフォルニア州からタンザニアに嫁いできたこともあって人々の関心を集めることとなった。そんな2人が出会ったのは、2017年10月のことだった。
デボラさんは当時、娘のロイスさん(Royce、30)と一緒に旅行でタンザニアを訪れていた。そして母娘でビーチを歩いていた時、2人のマサイ族がやって来て「お土産はいかがですか?」と声をかけてきたという。その声をかけてきたのがセイトティーさんだった。
デボラさんとロイスさんは現金を持ち合わせていなかったため勧められたお土産を断るも、マサイ族に会うのが初めてだったことから「一緒に写真を撮って欲しい」とお願いした。セイトティーさんは写真撮影を快く受け入れ、デボラさんに「写真を送って欲しい」と頼み、自分の電話番号を伝えたそうだ。デボラさんは当時のことをこう振り返っている。
「私と娘はあの時、お金を持ってなかったので(お土産を)断ったんですが、今までマサイ族に会ったことがなかったので一緒に写真を撮ってもいいか尋ねたんです。今思えば、私たちはあの時すでに愛し合っていたんだと思います。」
デボラさんはタンザニアに滞在中、写真がきっかけでセイトティーさんと連絡を取り合うようになり、