12歳で母ダイアナ妃を自動車事故で亡くしてから、メンタルヘルスの問題と闘ってきたヘンリー王子。王室を離脱した後、自分には自身の生き方を選択する力があることをセラピーによって確認できたという。王室時代には“セラピー”という言葉すら聞いたことがなかったというヘンリー王子だが、どうやらその発言には矛盾があるようだ。
現地時間19日、米サンフランシスコで開催された「マスターズ・オブ・スケール・サミット(Masters of Scale Summit)」にサプライズ登場したヘンリー王子。昨年以来、メンタルヘルスの新興企業「BetterUp」の最高インパクト責任者(Chief Impact Officer:世の人々に影響を与える役目)として務めているヘンリー王子は「セラピーとコーチングの力」について語った。米『Page Six』、英『Daily Mail Online』などが報じている。
ヘンリー王子はこう語った。
「セラピーを始めた瞬間に目が覚めたよ。生き方は1つしかないと思って人生を歩んできたけれど、セラピーがその思いを打ち破ってくれたんだ。自分には自分の生き方を選択する力があるんだってことをね。」
さらにこう続けた。
「コーチングへの道を見つけたとき突然、展望が開け、自分の価値を大いに理解していることに気がついて、自信を取り戻したんだ。」
ヘンリー王子は王室で育ち、その後10年間英陸軍に所属したが、