アン王女が選ばれるのでは―といった憶測などが飛び交っていた。
国王はチャールズ皇太子だった頃に英国海軍に入隊し、ヘリコプター・パイロットの資格を得るため英国海兵隊で訓練を受けた。その後、西大西洋と西インド諸島での軍事演習に参加するなどし、2012年には英国海軍の海軍元帥(Admiral of the Fleet)の名誉称号を授与している。
今回、英国海兵隊元帥に任命されたチャールズ国王は、同隊に向けて個人的なメッセージを公表した。
「海兵隊元帥を務める役割を引き受けることは、この上ない喜びです。この3世紀半の間、深い称賛の念とともにこの任務を担ってきた、私の多くの家族と同じ道を歩めることを、格別な誇りに思います。」
そして「英国海兵隊は陸と海の両方で、卓越した比類ない歴史を持っています。私はみなさんの勇気と決意と自己鍛錬、そして最も過酷な環境に耐える驚くべき能力から、計り知れないインスピレーションを受けています」と称賛し、こう続けた。
「海兵隊ファミリーの一員になれたことを大変光栄に思うとともに、近い将来に多くの方々に会えることを楽しみにしています。358回目の誕生日を迎えるにあたり、心からの特別な思いとともにこのメッセージを送ります。」
文書の最後には、英国海兵隊のモットーである「Per Mare, Per Terram(海に、陸に)」が記された。ラテン語によるこの言葉は、海兵隊が水陸両用であることを反映したものだ。
画像は『Clarence House 2021年12月16日付Instagram「My father, as Lord High Admiral himself」』『The Royal Family 2022年10月28日付Instagram「Today as the @RoyalMarines celebrate their 358th birthday The King has become their new Captain General.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)