現地時間14日、ロンドンで故エリザベス女王の棺を運ぶ葬列が取り行われた。バッキンガム宮殿からウェストミンスター宮殿へと向かう行進ではウィリアム王子とヘンリー王子が肩を並べ、棺の後を歩いた。2017年の故ダイアナ妃の葬儀で、10代だった頃の兄弟が棺の後ろを歩いた辛い思い出が蘇ったかのようだった。
英時間14日の午後2時22分、エリザベス女王の棺がバッキンガム宮殿から運び出された。棺は1901年に執り行われたヴィクトリア女王の葬列から伝統となった砲車に乗せられ、宮殿前の並木道「ザ・マル」を下りウェストミンスター宮殿へと向かった。
女王の棺にはスコットランド王室の紋章かつ王室旗である“ロイヤル・スタンダード”がかけられ、紫のベルベットのクッションの上に置かれた大英帝国王冠と白いバラやダリアなどを束ねたブーケが添えられた。
行進はザ・マルからホース・ガーズ・ロードを進み、ホース・ガーズ・パレードからホワイトホール、パーラメント・スクエアへと歩いた後、ウェストミンスター宮殿内のホールに入場した。
葬列では女王の子供達や孫、他の上級王族メンバーらが葬送行進曲に合わせて行進した。棺の後方の最前列には女王の4人の子供達であるチャールズ国王とアン王女、アンドルー王子とエドワード王子が歩いた。
その後ろには、