オーストラリアの小さな町に多数のカンガルーが現れるようになり、住民が困惑しているというニュースが届いた。町中でカンガルーが芝生を食べたり寝転がっている様子はなんとも穏やかだが、カンガルーに襲われる危険性もあり住民らは頭を抱えているという。『ABC(Australian Broadcasting Corporation)』などが伝えている。
豪クイーンズランド州マアルームにある人口約220人という小さな海沿いの町に、多数の野生のカンガルーが姿を見せるようになった。カンガルーは穏やかなイメージが強く、同地域に現れたカンガルーの姿を捉えた写真では芝生を食べたり日向で横になったりとリラックスした様子が確認できる。
しかし大きな脚から繰り出されるキックは強烈で、今年4月には同州アランデルにあるゴルフ場でカンガルーが女性を襲撃して全身に裂傷を負わせていた。こうした危険性から、町は電光掲示板でカンガルーの襲撃に関して注意喚起している。
この町には観光客もよく訪れるそうで、キャンピングカー駐車場のマネージャーであるカレン・サトクリフさん(Karen Sutcliffe)は「数えきれないほどたくさんのカンガルーが飛び回っていて、停車しているキャンピングトレーラーの合間を縫ってジャンプしています」とこれまでとは比にならないほど多くのカンガルーが現れていると明かした。
地元の人々はカンガルーに襲われてしまった時のことを考え大きな棒を持って外出するなどの対策をしているが、