アシュリーさんはこう振り返る。
「息子と『16歳になったら何が合法的に可能になるのか』について楽しく話をしていてね。その時に宝くじもお酒も18歳にならないとダメだということに気付いたの。そうなると16歳で息子が合法にできることといったら、仕事をすることか、女性とデート(結婚)することに絞られるわよね。」
「それでケーキのデザインを考えている時に、こう思ったのよ。息子はまだ学生だし、仕事が関係したケーキなんてつまらない。それならば『あなたはおっぱいを触ってもOKな年になりました』というメッセージを込めた、“おっぱいケーキ”にしようとね。」
アシュリーさんはその後、リンジーさんに連絡を取って町で会い、“おっぱいケーキ”の構想を伝えた。するとリンジーさんは表情一つ変えずに「ブラジャー付きにしますか? それともなしにしますか?」と聞いてきたという。
愉快なことが大好きなアシュリーさんは「ブラジャーなし」を選び、誕生日の一日前の7月15日に出来上がったケーキを店まで取りに行った。そしてイーサンさんに「こそこそ嗅ぎまわらないように」と警告し、キッチンに隠した。
こうして迎えた誕生日当日、アシュリーさんは息子の友人らを呼んでバーベキューパーティーを開催、みんなの前でおっぱいケーキを披露した。それはスポンジケーキをフォンダンで覆い、チョコレートでできた乳首に1本ずつロウソクを立てたもので、イーサンの名前と16の数字が描かれていた。
アシュリーさんは当時のことをこのように明かしている。
「ケーキは望んでいた通りの完璧な出来栄えで、本当に感動しましたね。それは息子やゲストも同じだったようでケーキを見た途端、みんな大爆笑でしたよ。」
「イーサンは恥ずかしくて困惑するというよりは、ケーキが愉快で仕方なかったようで、ナイフを入れるのを嫌がって『おっぱいの一つを保存しておくことはできる?』と聞いてきたほどです。そのうえ、味も最高だったんですよ。」
一方のリンジーさんは、Facebookに「おふざけたっぷりのケーキ」と言葉を添えて写真を投稿し、次のように明かした。
「実はこれまでにもたくさんおっぱいケーキを手掛けてきたの。ブラジャーを付けているものも含めてね。でも今回のケーキは今までの中で最高の出来だったわ。」
「パティシエの中にはああいうケーキは作らないという人もいるけど、私は全く気にならないの。その日が誰かさんにとって素晴らしく、誕生日がちょっぴり素敵なものになってくれれば満足よ。ただケーキは細かいところまでしっかり仕上げるのが大切で、私はできるだけ本物そっくりに作るようにしているの!」
ちなみにアシュリーさんとイーサンさんは隠し事をせず、なるべく笑って過ごすことをモットーとしているそうで、いたずら好きの母はすでに息子の18歳の誕生日ケーキについて考え始めているという。
画像は『The Mirror 2022年8月3日付「Cheeky mum gets rude cake for son’s 16th as he’s ‘now legally allowed to touch boobs’」(Image: Kennedy News and Media)(Image: Kennedy News/Ashley Mitchell/Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)