ペットを飼っている人にとって愛する犬や猫が行方不明になった時の心労は計り知れないだろう。ところがイギリスのある家で飼われている犬は、そんな飼い主の心配をよそに自宅から脱走した後ドッグショーに参加し、受賞の勲章を手にして戻って来たという。『Northants Live』『The Mirror』などが伝えている。
英ウェスト・サセックス州ボルニー在住のピーター・クロージャさん(Peter Closier、52)一家が飼っている、雌のビーグルのミックス犬“ボニー(Bonnie、5)”が繰り広げた脱走劇が注目を集めている。脱走したのは今月10日午前11時45分頃のことで、ピーターさんはボニーともう1匹の犬“クレオ(Cleo)”に餌をあげようとしていたそうだ。
ところが餌の置いてある場所にボニーの姿はなく、ピーターさんは「食べたくないのかな」と一瞬思ったが心配になって自宅内を探し回った。すると台所に向かう際に門が開いているのを見たピーターさんは、ボニーが脱走したことに気づいた。
メディアのインタビューに応じたピーターさんは「『しまった!』と思いましたよ。それで近所のガソリンスタンドの女性に聞いてみたら『15分前に犬を見た』と言っていたんです」と当時を振り返った。ピーターさんは妻ポーラさん(Paula、48)や2人の娘と共に、警察や獣医や犬の捕獲員にまで問い合わせてボニーを見つけようとした。
一方でまんまと脱走を成功させたボニーは、