このほどアメリカで、世話ができなくなった犬を動物保護施設に託すことにしたホームレスの少年がいた。少年と犬は橋の下で一緒に暮らしていたが、犬のためにも少年は泣く泣く手放す決断をしたようだ。『WFLA News Channel 8』『WREG News Channel 3』などが伝えている。
米ミシシッピ州にあるセナトビア市とテイト郡によって運営されている非営利動物保護施設「セナトビア・テイト郡アニマルシェルター」に現地時間5日、17歳の少年が生後4か月の雌の子犬を連れてやって来た。子犬はロットワイラーとジャーマンシェパードのミックスとみられ、少年は子犬に“ジェイダ(Jada)”と名前をつけて可愛がっていた。
少年が犬を同施設に託すことにしたのは、ある理由からだった。実は少年はホームレスで、橋の下にテントを張ってジェイダと暮らしていたという。そんなジェイダを養うために少年はある日、仕事を探そうと出かけた。ところがテントに残っていたジェイダは脱走してしまい、この時に少年はジェイダのためにテントを離れることができないと実感したようだ。
そのうち少年はテントを失いジェイダに餌を与える余裕もなくなったため、苦渋の決断で同施設に連れて来たとのことだ。当時、少年の対応をした同施設のディレクターであるクリス・ロビンソンさん(Kris Robinson)はメディアのインタビューに応じ、