このほど迷い犬ポスターを手にした91歳男性の写真がTwitterに投稿され、大きな話題を呼んでいる。行方不明になった犬はこの男性の娘の飼い犬だが、家族同然に犬を溺愛していた男性は10か月以上も見つからず意気消沈しているという。「愛犬を再びこの手に」という男性の切なる願いは多くの人の心に響き、イギリスの著名人も投稿を拡散して犬の捜索に協力しているという。『Metro』などが伝えた。
英ノーサンバーランド南東部ブライスにある駐車場付近にあった砂山で昨年9月2日、ギル・キーリーさん(Gill Keeley、61)とニック・キーリーさん(Nick Keeley)の愛犬であるボーダー・テリアのミックス犬“フロッシー(Flossie、3)”が姿を消した。ギルさんとニックさんはフロッシーが行方不明になって間もなく、駐車場付近のウサギの巣穴で犬がクンクン鳴く声を聞いたという報告を受けて、“ウサギの巣穴にはまって出られなくなっているのかもしれない”と考え、民間の協力を得て深さ5メートルに達するウサギの巣穴に内視鏡を入れて調べてみたり、フロッシーがいなくなった付近で火をつけて夜通し捜索を行ったりしたが見つからなかった。
愛犬が行方不明になってしまいギルさんとニックさんは悲しみに暮れていたが、さらに深い悲しみに打ちひしがれたのはギルさんの父親であるジム・スコットさん(Jim Scott、91)だった。
ギルさんは「フロッシーを溺愛していた父は犬に限らずどんな動物も愛しているので、フロッシーが行方不明になった時は私たちと同じように悲しんでいました。犬が行方不明になると、飼い主だけでなくその犬を知っている人など多くの人に影響します。父はよくフロッシーのためにおやつを用意し、フロッシーに会うのを心待ちにしていました。私たちはフロッシーを連れてひとり暮らしをしている父のもとによく遊びに行っていたので、父は本当に心を痛めているんです」とジムさんの消沈した様子を明かした。
フロッシーが行方不明になったことに大きなショックを受けたジムさんは、