そこには男女のカップルの写真とともに“8月13日金曜日”という日付けが出てきた。
この日付けからしてiPhoneは約10か月間も川底で眠っていたことになるが、それでもまだ機能していることにミゲルさんは大変驚いたという。そしてSNSを使いどうにかしてこのiPhoneの持ち主を見つけたいと考え、行動に移した。
ミゲルさんが「誰かこの写真に写っているカップルを知りませんか? このiPhoneの持ち主が見つかるといいな」とiPhoneを見つけた詳細を記載して地元のFacebookグループ「Cinderford Noticeboard」に投稿すると、大勢の目を引き4000回以上もシェアされた。
のちにiPhoneの持ち主である男性の友人が知るところとなり、持ち主はエディンバラ在住のオーウェン・デイヴィスさん(Owain Davis、35)であることが判明した。オーウェンさんはワイ川で婚約者のフィオナ・ガードナーさん(Fiona Gardner)と一緒に2人乗りカヌーを楽しんでいたが、フィオナさんが立ち上がった拍子に2人して川の中に落ちてしまい、その際に後ろポケットに入れていたiPhoneを紛失してしまったという。「私だったら持ち帰ろうとせず、近くのパブにでも渡していたと思いますね」とオーウェンさんは明かしており、自分で乾かして持ち主を探してくれたミゲルさんの行動に感謝していた。
なおミゲルさんはオーウェンさんに教えてもらった住所に見つけたiPhoneを郵送する予定だとFacebookで報告しており、「なんて素晴らしいストーリーなんだ。一生忘れないよ!」と興奮気味にコメントしている。
ちなみに過去にもiPhoneの耐久力に驚くケースが報告されており、上空300メートルから落ちたiPhone 6sが無事に持ち主のもとに戻ったこともあった。
画像は『LADbible 2022年6月23日付「Man Baffled As iPhone Still Works After 10 Months At Bottom Of River」(Credit: Miguel Pachaco)』『Cinderford Noticeboard / Miggy Ps 2022年6月16日付Facebook「UPDATE! WE HAVE FOUND THE OWNER OF THE PHONE!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)