スペイン北西部カスティーリャ・イ・レオン州の山で今月6日、オスのヒグマが子連れのメスに襲い掛かる様子が捉えられた。オスが攻撃を仕掛けたのは険しい崖の上で、約40秒後に2頭の運命を変えてしまうまさかの展開が待っていた。『Miami Herald』などが伝えている。
カスティーリャ・イ・レオン州パレンシア県北部の険しい崖の上で、オスのクマが子連れのメスに襲い掛かった。当時の様子は山中をハイキングしていたカップルによって捉えられ、『Naturaleza Castilla y León』のTwitterに投稿されて注目された。
動画では、険しい崖の上にいるクマの親子にオスが近づき、母グマに突然襲い掛かるのが見て取れる。オスの攻撃は容赦なく、オスより一回り体が小さい母グマは背後にいる子供を守ろうと必死に抵抗している。
しかし約40秒後、2頭は崖から転落、母グマは草地でなんとか停止したが、オスは岩の多い坂を転げ落ち、約15秒後にようやく止まった。崖上から下までは10メートルはあると思われ、オスはしばらくの間動けずにいたようだ。
ちなみに体重217キロという巨体のオスはその後、近くの森で死んでいるのがパークレンジャーらによって確認されており、検死のための施設に送られている。
一方の母グマは、