「(横浜は)役として激高して入ってきて、『(ゴミ箱に)プレゼント入ってる』『俺、今日誕生日だ』『そういうことか』と。怒りから喜びにいくまでのストロークが凄まじかったはず。戸惑いの後に喜びというか…」と横浜の心境の流れを想像した。これを手で口を押さえながら笑って聞いていた広瀬すずも「無駄な集中力になるんだろうな…と思いながらも、本当に笑いをこらえることに必死でした」と思い返し、「(横浜が)ゴミ箱を開けたときに聞いたことないような声を出されて、すごいツボにハマってしまいました」と振り返った。
同作では松坂桃李の役作りのための激やせぶりも話題になったが、横浜の今までに見せたことがない演技にも“新境地”として注目が集まっている。横浜は「(自身が演じる)亮は嫌なヤツに見えるかもしれないですけど、自分がちゃんと亮の一番の理解者で、亮を愛して生きていこうと思ってました」と撮影当時の心構えを語り、「役作りの中で贅沢な時間を設けてくださったので本当に感謝しています。そのお陰で更紗と亮の関係が作れたので、こんな贅沢な現場は他にはないので、今後は自分でそのレベルまで持っていかなければならないですが、この作品以降、役への向き合い方はより強くなりました」とも明かした。このような作品だったからこそ、なおさらワンシーン追加が嬉しく、それがふいになったときには残念だったのかもしれない。
ちなみにそのときにプレゼントされたのは、物語にも登場する「バカラ」のグラスだったそうで「それにお酒を入れて飲んでいます」と横浜。SNSでは同作を鑑賞した人々から「桃李くん、すずちゃんは勿論のこと、横浜流星くんが凄かった」「主演の松坂桃李さん、すずちゃんも凄いけど、なにより横浜流星さんの変容っぷりが怖かったし、凄すぎた」「広瀬すずや松坂桃李が凄いのは言うに及ばずだが 横浜流星が特に素晴らしい」「とにかく横浜流星の演技が凄すぎたし、ほんまに横浜流星?! て思った」「横浜流星くんがハマり役すぎてビビった 素晴らしい演技力」などの声があがっている。きっとこれらの評価が同作によって贈られた横浜への一番のプレゼントになったのではないか。
初日舞台挨拶には他に多部未華子(33)、内田也哉子(46)、李相日監督(48)も出席。そして安西梨花役の増田光桜(10)もサプライズ登場した。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)