先月10日、アメリカで浜辺に打ち上げられたイルカが人間から受けた嫌がらせによって命を落とした。このイルカについて非営利団体「テキサス海洋哺乳動物ストランディングネットワーク(Texas Marine Mammal Stranding Network)」がFacebookに写真を投稿したところ多くの怒りの声があがっていたが、ついには連邦政府機関がイルカに危害を加えた人物を特定するために多額の報奨金を提供し情報を呼びかけることになった。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。
米テキサス州ブラゾリア郡にあるクインターナビーチで先月10日、弱っている雌のバンドイルカが浜辺に打ち上げられた。当時ビーチにいた海水浴客がイルカを取り囲んで海に押し戻し、一緒に泳ごうとしたり背中に乗るなどしたようだ。イルカは残念ながらレスキュー隊が到着する前に憔悴しきって息絶えてしまった。
当時、テキサスA&M大学ガルベストン校の海洋生物学者クリストファー・マーシャル氏(Christopher Marshall)は「これは決して、やってはならない実にひどい例でしょう。イルカはかなり弱っていて、その時点で人間が背中に乗るなんてかなりのストレスだったと言えます」と苦言を呈していた。
さらに同氏は「イルカは最終的に人間から受けた嫌がらせによるストレスで息絶えた」とも話していた。また「テキサス海洋哺乳動物ストランディングネットワーク」は当時、