かつてスペインで海水浴客がイルカの赤ちゃんを取り囲んで自撮りや触るなどして死なせたことがあったが、今度はインドネシアで座礁していたシャチの赤ちゃんに地元の海水浴客が群がった。彼らは自撮りはもちろんのことキスやハグなどしており、その動画が拡散したことで多くの怒りを買っている。『Coconuts Jakarta』『ViralTab』などが伝えた。
インドネシア北スラウェシ州北ボラアン・モゴンドウ県の村に先月下旬頃、ビーチの浅瀬に体長2メートルほどのシャチの赤ちゃんが迷い込んで座礁した。午前5時頃に発見されたシャチの赤ちゃんは、村民により一旦沖合に戻されたようだ。しかしその後、また浅瀬に戻って来てしまった。
そこにビーチで海水浴を楽しんでいた地元の若者らが、シャチを見つけるなり数十人ほどが押し寄せた。その時の様子を捉えた動画がSNSで拡散されているが、動画では若者らがシャチにキスをしたり抱き締めたりして自撮りを繰り返している。
シャチは弱っているように見え、大勢に抱き締められても抵抗することができずにいた。またその場にいたのは、未成年者のみならず大人の姿もあったようだ。
どうやら若者らはシャチをイルカと勘違いしているようで、