病室で卒業証書を授与することにしたという。
角帽とガウンを身に纏ったジェイダさんの腕には、生後間もないイーストン君が抱かれていた。家族が見守る中、母親になったばかりの彼女に卒業証書を授与したキンブロー学長は「これは本当に素晴らしい瞬間で、決して忘れることはないでしょう」と述べ、その様子をTwitterに投稿した。
法学部で刑事司法を専攻し学士号を取得したジェイダさんは、この瞬間に至るまでいくつもの試練があったそうでこのように明かしている。
「私は17歳までホームレスで、実は高校も(アメリカは通常4年通うところ)3年で卒業しました。なぜなら住む場所が必要だったからです。大学には寮があります。だから私は大学に行くと決めたのです。そして4年間努力した結果、卒業前の最終学期に好成績を収めることができました。それは本当に誇らしいことで、大きな成果を残すことができた自分を祝福したいと思っていました。妊娠中は座っているだけでも大変なことですから。私と同じような状況に置かれている女子学生には、子供がいてもいなくても、妊娠していてもそうでなくても大学に行くことはできるということを伝えたいです。」
そんなジェイダさんは今後、6週間ほど休養したのちに仕事を探し、最終的にはロースクールに入学する予定という。
なおこのニュースにはジェイダさんを応援する温かいコメントが多数寄せられている。
「おめでとう! 素晴らしいママだ。ずっと応援しています。」
「目標に向かって努力する姿が素敵。」
「おめでとうございます。いい大学と学長に出会えましたね。」
「なんて素晴らしいの。赤ちゃんの誕生と卒業おめでとうございます。これからも頑張って。」
「あなたのようなママがいて赤ちゃんもきっと誇らしいことでしょう。」
Jada went into labor on Friday evening. Texted me around 4:30 am Saturday saying she was being admitted, & the baby was born on her graduation day, May 14th. So we rolled up to the hospital so I could finish my tenure in the most special way. #myDU pic.twitter.com/JieETrXVgy
— Walter M. Kimbrough (@HipHopPrez) May 15, 2022
画像は『Jada Sayles 2022年5月16日付Instagram「I thought I was gonna walk across the stage to get my degree yesterday, instead I got my baby. 」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)