今月1日、タイのビーチで遊んでいた8歳男児がサメに襲われて30針を縫う大怪我をした。父親と一緒に海水浴を楽しんでいた男児は、突然得体の知れない大きな魚に脚を噛まれた。海洋生物の専門家がその傷を確認したところ、その歯形からブラックチップリーフシャーク(ツマグロ)かオオメジロザメのどちらかであることが判明したという。『Bangkok Post』などが伝えている。
タイのプーケットにあるカマラビーチで5月1日、ナパト・チャイヤラク・クリステンコ君(Napat Chaiyarak Christenko、8)が魚に襲われ、右のふくらはぎに長く深い切り傷を負った。
その日、父親と一緒に海水浴を楽しんでいたナパト君は突然、何かに脚を噛まれ大声で叫び始めたそうで、その声を聞いた両親は息子の脚から血が湧き出ているのを見て慌てて海から引きずり上げたという。
ナパト君は現場に駆けつけた救急隊員により応急処置を施された後、プーケットにある「バンコク・プーケット病院(Bangkok Hospital Phuket)」に搬送されて30針縫う治療を受けた。救急車の中では冷静さを保っていたナパト君だったが、医師の診察を受けた際に「今までで一番痛かった」と話していたそうだ。
そんなナパト君は警察に「痛みを感じて下を見たら、何か大きな魚に脚を噛まれていました。それで離れてほしくて顔を殴ったら、海の中に消えていきました」とのちに語っている。
傷口を診た医師は当初、