芸人としてはもちろん、脚本家やナレーター、番組MCなどマルチな活躍を見せるバカリズム。彼がピン芸人としての活動を始めたのは2005年のことで、現在使用している“バカリズム”は以前組んでいたお笑いコンビ名をそのまま引き継いだかたちだ。ピン芸人としての活動も20年近くになり、今や独自の立ち位置を築き上げたバカリズムだが、これまでにはピン芸人ゆえの不満や悩みも抱えてきたという。
19日に公開された、ナイツ・塙宣之のYouTubeチャンネル「ナイツ塙の自由時間」にゲスト出演したバカリズム。この日はバカリズムに関連した「ピン」に焦点を当て、コンビとしての活動経験もあるバカリズムがピン芸人に移行した経緯やピン芸人の魅力、ピンゆえの苦労などが独自の視点で語られることとなった。
「(自身の)ちょうど30歳の誕生日の翌日とか翌々日くらいにピンになった」というバカリズム。その後およそ2か月で出場した『R-1ぐらんぷり2006』では決勝進出を果たし早速ピン芸人としての才能を見せつけることとなったが、コンビ解散数か月前からその“空気”を察しピンのネタを作り始めていたのだという。コンビ解散に伴う周囲からの“可哀想な目”が「一番邪魔だと思った」と語ったバカリズム、ピンとしての活動を早く認めて貰うため、解散後すぐに単独ライブを実施したり、『R-1ぐらんぷり』の決勝進出を“最低条件”に設定したりと自身を追い込んでいたそうだ。
そこから20年近くピン芸人として活躍しているバカリズム。1人での活動ゆえのやりやすさも認めており、「役割分担しなくていい」「ネタから人柄を想像しやすいため、テレビ局側がブッキングしやすい」などのメリットを語っている。一方で強く違和感を覚えているのが、