チアリーディング部に所属する娘を持つ父親たちのためのジャンプコンテストが、米ユタ州の高校にて開催された。娘たちの前に並んだ父親らは、照れながらも一人ずつ前に出てくると全力でジャンプを披露していった。これは「部員たちの大きなサポーターである父親たちのために何かできないか」とコーチが考案したものだった。愛する娘のために全力でジャンプする父親たちの姿がネット上で拡散され、大きな注目を集めている。『New York Post』などが伝えた。
今回ユニークなイベントを企画したのは、米ユタ州アイアン郡シーダーシティにある「シーダー高校(Cedar High School)」でチアリーディング部のコーチをしているダニエル・ラッソンさん(Danielle Lasson)だ。ダニエルさんと他のアシスタントコーチらは部員が学業と練習を両立できているのは父親の大きなサポートのおかげであると察し、それに対して感謝を示したいと考えて父親たちのためにジャンプコンテストを開催することにした。
コンテストの内容は、両足を開いて爪先をタッチするように飛ぶ“トータッチジャンプ”や、脚を前後に開き片方の脚の膝をまっすぐに、もう片方の脚の膝を曲げて飛ぶ“ハーキージャンプ”などチアリーディング特有のジャンプを部員である娘たちの前で披露するというものだ。40~50歳代の父親たちにとっては厳しそうなジャンプばかりだが、コンテストの日まで父親たちは仕事の合間を縫って練習を重ねた。ダニエルさんは「部員から父親がコンテストの準備をしている話を聞くのはとても面白かったですよ。中には父親にジャンプのテクニックや動作などを指導している部員までいました」と明かしており、