第94回アカデミー賞授賞式の壇上でプレゼンターのクリス・ロック(57)を平手打ちしたウィル・スミス(53)。その現場にいたロサンゼルス市警察がその場で逮捕する寸前だったことを、式典のプロデューサーが明かした。警察官らはすぐに行動を起こす準備をしていたものの、クリスが強く制止したという。
現地時間3月27日に米ロサンゼルスで開催したアカデミー賞授賞式のステージで、プレゼンターでコメディアンのクリス・ロックがウィル・スミスの妻で女優のジェイダ・ピンケット=スミス(50)の容姿を揶揄するジョークを放った。これに激怒したウィルがステージに上がり、クリスに平手打ちをしたのである。
同授賞式のプロデューサー、ウィル・パッカー氏はアメリカの朝の人気番組『Good Morning America』のインタビューに応じ、騒動が起こった当時にはロサンゼルス市警察の警察官がウィルを逮捕する準備をしていたが、クリスは告発を拒否したと明かした。
米時間4月1日放送のインタビューの予告編では、パッカー氏が「ロックが告訴するのを拒んだため、当局は行動を起こさなかった」と説明し、当時現場にいた警察官の様子についてこのように語っている。
「彼らはあの瞬間、『これは傷害事件だ』と言っていた。『我々が彼を捕まえに行く。準備万端だ。今すぐ捕らえる用意はできている。あなたは告訴しても良いんだ。彼を逮捕することができるから』とね。」
現場では警察官がクリスに選択肢を提示したが、