米ロサンゼルスで開催した第94回アカデミー賞授賞式のステージで、米俳優ウィル・スミス(53)が、妻を侮辱したコメディアンのクリス・ロック(57)の顔を平手打ちした。ハプニング後、コマーシャル中には俳優デンゼル・ワシントン(67)が慰めに来て、ウィルに業界で生き抜くためのアドバイスをしたという。
現地時間27日、ハリウッドのドルビー・シアターで開催したアカデミー賞授賞式のフロントロウには、映画『ドリームプラン(原題:King Richard)』の主演男優賞でノミネートされたウィル・スミスと、妻で女優のジェイダ・ピンケット=スミス(50)が座っていた。
式典のステージに立ったプレゼンターのクリス・ロックは、ジェイダに向けて「愛してるよ。『G.I.ジェーン』第2弾で、君を見るのが待ち遠しいよ」とジョークを放った。
映画『G.I.ジェーン』(1997)は女優デミ・ムーアが髪を短く刈って主演した作品だ。ジェイダは脱毛症を患うことからショートヘアにしているため、クリスが彼女の姿を揶揄したとみられる。
クリスがこのジョークを放つとウィルは笑っていたが、隣に座るジェイダは目をぐるりと回して、困惑した表情をしていた。
すると突然ウィルがステージに上がり、クリスの方に向かって真っすぐ歩いて行くと、いきなり平手打ちをしたのである。
ウィルはすぐに黙って客席に戻ったが、クリスは「オー! ワオ! ウィル・スミスが僕を叩いた!」と驚いた様子だった。
ウィルは客席からFワードを交えて「お前の汚い口で、俺の女房の名前を言うな!」と叫んだが、