このように続けた。
「亡くなったチャイは我が家にやってきた頃から病気がちで、子ネコらしい時間を過ごすことがなかったの。でもベルは元気に生まれ、とてもやんちゃなの。今ではチャイよりも体格はいいし、被毛もフワフワしているわ。」
「チャイとベルの共通点をあげるとすれば、大胆で生意気なところかしら。でもそれは猫種によるものだと思う。ほかには私の指をかじることや毛布の下に潜り込むことが好きなことかしらね。ただ2匹の性格は根本的に全く違うのよ。」
「私の自宅では3歳からもうすぐ13歳になる3匹の猫を飼っていて、どの子も性格はまったりしているわ。でもベルは問題児。生後6か月の子猫らしいと言えばそれまでだけど、好奇心旺盛で怖いもの知らずなのよ。それにとても人懐っこいし、とにかく遊ぶことが大好きなの。外出するとどんどん歩き回るし、他の動物とも上手くやっているわ。」
そう語るケリーさんは、チャイと性格は違えどベルがやってきたことをとても喜んでいるそうで、InstagramやTikTokに“クローン猫”としてベルのアカウントを作り紹介している。
ところがSNSには「クローンの宣伝でしょう」「クローン猫と謳って、金儲けしたいのでしょう?」「倫理的な問題がありすぎる」「クローンが人間に応用されたら怖い」「死んでしまって寂しいからクローン? それでいいの?」「どんなに大好きなペットでも、死を迎えたらそこで諦めるべきでは?」といったネガティブなコメントが絶えないという。またPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)は「あなたがそうやってクローンを広めることで、シェルターの動物たちが保護される機会を失っている」と非難したが、ケリーさんは次のように反論する。
「私はチャイが大好きだったからクローン技術を使っただけ。言葉では言い表すことはできないけど、チャイは特別な猫だったの。死んだ猫を生き返らせようとしたわけではないのよ。あんな猫にはこれまで会ったことがないし、チャイの遺伝子の一部を残しておきたかったの。それにSNSでお金儲けなんてしていないわ。」
なおケリーさんはこれまで100匹以上の猫の世話をしており、新しい家族のもとに送り出しているという。
画像は『Belle the Clone Kitty 2022年3月8日付TikTok「Just stop the hate」、2022年3月7日付TikTok「Comparing a healthy clone kitten’s growth」、2022年3月5日付TikTok「Does your cat do this?」、2022年3月10日付TikTok「They were or are almost always underneath something.」、2022年2月17日付TikTok「Does your cloned cat have the same personality as the original cat?」、2022年2月18日付TikTok「It didn’t take long to become besties with this one.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)