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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】“血の奴隷” 中国人男性、数か月にわたって血液を採取され瀕死の状態に(カンボジア)

ベッドに寝かされて売血のために血液を採取されることになってしまった。リーさんによると、監禁された場所ではリーさんの他に少なくとも7人が拉致され血液の採取を強制されていた。またリーさんはどの血液型の人にも輸血することができるO型のRhマイナスという貴重な血液型だったことから、他の人より大量に採血されたという。彼は毎月800ミリリットルもの血液を採取されていたが、病院に搬送された時のリーさんの腕には無数の針の刺し傷と痣があったそうだ。

ちなみに『South China Morning Post』によると、献血を安全に行う際のガイドラインには1回の献血で最大500ミリリットルを超えないように採血することが推奨されており、米赤十字では再び献血する場合は56日以上空けるように推奨しているという。しかしながら赤血球が完全に補てんされるまで実際には数か月かかるため、安全な献血回数は年に3回程度だと伝えている。

昨年の8月から拉致されて血液を採取され続けていたリーさんだったが、いつも彼を採血する医療スタッフの助けを借りて何とかその場から逃げ出すことに成功したそうだ。またリーさんはオンライン詐欺の会社のメンバーについて「この会社のトップから人事担当まで全て中国人でした。彼らはひどい仕打ちをし、私たちを金儲けの道具としてしか見ていませんでした」と話しており、リーさんはカンボジアで監禁されていたものの、犯罪組織のメンバーは中国人だったと明かしている。

今回のような被害に遭うのは何もリーさんだけではない。カンボジアで中国人をターゲットにした犯罪の情報を紹介するSNSを運営している中国人男性は、中国メディアの取材に応じ「カンボジアでは今回のような“血の奴隷”と呼ばれる誘拐事件が相次いでおり、決して珍しいことではない」と語っている。

画像は『New York Post 2022年2月19日付「Chinese man lured by fake job ad became ‘blood slave’ in Cambodia」(Sina)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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