今回の目を疑うような金額が記載された小切手だった。
非現実的な数字を目の前にしたガレスさんは「思わず笑ってしまったけど、現実的にあり得る数字ではないと思いましたよ」と受け取った当時の心境を明かした。そして自身のTwitterアカウントに小切手の写真を投稿し「銀行で換金する前に確認したいんだけど、本当にこの金額を現金にするだけの余裕がありますか?」とジョークを綴った。
この小切手の金額には多くの人が驚いており、「今すぐ換金するんだ!」「換金してその電力会社を買うのがいいかも」「私だったら絶対換金するよ」など冗談に便乗するコメントや、「この書類を作った人は大変なことになるだろうね」とこの小切手を作成したスタッフを心配する声も届いていた。
同社によると、この数字は電気メーターの番号を誤って金額として記載してしまった事務的なミスであるという。また「74人分の小切手を換金できないよう停止しました」と明かしており、高額の小切手を手にしたのはガレスさんだけではなかったようだ。
今回の件に、同社は「私たちは正直に連絡してくれた顧客に感謝しています。週末に74人のお客様全員に直接連絡を取って謝罪し、月曜日には正しい支払いが行われるとお伝えしました」とコメントを公表し、ミスについて現在調査を行っているという。
ちなみに過去には、銀行の手違いで振り込まれた1200万円超を2週間半で使い果たしたアメリカ在住の夫婦や銀行のミスで約600万円が振り込まれ派手に使い込んだアイルランドに住むシングルマザーもいたが、どちらも逮捕されている。
画像は『Gareth Hughes 2022年2月12日付Twitter「Thank you for our compensation payment @Northpowergrid for the several days we were without power following #stormarwen」』『YorkshireLive 2022年2月14日付「Northern Powergrid accidentally sends Yorkshire man £2 trillion compensation cheque for Storm Arwen」(Image: Gareth Hughes Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)