先月22日、アメリカ在住のある男性が自転車で移動中に転倒し意識を失ってしまったが、装着していたApple Watchが緊急通報したという。Apple Watch SEまたはApple Watch Series 4以降に標準搭載されているこの機能には、人々から「これは本当に素晴らしい」と絶賛の声があがっているようだ。『NBC Los Angeles』などが伝えた。
米カリフォルニア州ロサンゼルス郡ハモサビーチで先月22日午前1時半、同地域の警察に1本の通報が入った。通報者はなんとApple Watchで「この時計の所有者が激しく転倒しました」という内容だった。
Apple Watch SEまたはApple Watch Series 4以降には「転倒検出機能」が搭載されている。これはデバイスの着用者が転倒した場合に、必要に応じて自動で緊急通報サービスに連絡をしてくれる機能だ。
Apple Watchが着用者の転倒を検出すると画面に通知メッセージを表示し、スライドさせるだけで緊急通報サービスに連絡できるボタンと「大丈夫です」と表示されたボタンが表示される。1分以内にこの通知に対して反応がなければ30秒のカウントダウンが始まり、その間Apple Watchは手首を叩きながら徐々に音が大きくなる警告音を発する。
カウントダウンが終了するとApple Watchが自動的に緊急通報サービスに連絡し、通話が繋がると着用者の転倒を知らせる音声メッセージが流れ、同時に現在地も送信されるという。今回はこの機能が大活躍し、グレッグ・フレミングさん(Greg Fleming)という男性の命が救われた。
当時、Apple Watchの通報を受けた警察官が示された住所へ駆けつけると、