「お願いだから僕を逮捕して! 刑務所に行ったほうが家に帰るよりもずっとましだから!」と懇願したそうだ。
さらに少年のきょうだいの1人は「彼の態度が悪かったり、問題を起こした時に監禁されていた」と証言し、警察は今月1日に家宅捜査に踏み切った。そして押収した監視カメラの映像から、少年が少なくとも5年間毎日、学校から帰宅すると車庫内の箱型の小部屋に監禁されていたことを突き止めた。少年はバケツをトイレ代わりに使用し、バケツは自分で清掃、夫妻が運んできた食事を一人で食べていた。また小部屋の照明のスイッチは外に設置されていた。
夫妻はこの少年のほかに3人の子供を育てており、現在は全員が児童保護サービスの保護下に置かれている。夫妻は許可なしで子供たちと連絡を取ることは禁止されてはいるものの、3人を虐待していたかどうかについては分かっていない。
なお夫妻の弁護士は「少年は反応性愛着障害(RAD)を患い、養育者との親密な絆を構築することができなかった。夫妻が少年を監禁したのはRADが原因の可能性がある」と述べており、夫妻は無罪を主張。今月9日にそれぞれが約580万円(5万ドル)の保釈金を支払い保釈されている。
ちなみにこの夫妻には「なぜ好んで養子に迎えたのに、監禁したのか?」「怒りを感じる」「虐待者は必ず、理由をつける。刑に服すべき」「5年間もなぜ気が付かなかったのか?」「同じ大きさの箱に、2人を同じように閉じ込めてやりたい」「子供の心の傷の深さを考えたことがあるのだろうか」「こんな夫婦でも養子縁組は簡単にできてしまうものなの?」「信じ難い」といったコメントがあがっている。
画像は『New York Post 2022年2月9日付「Florida couple forced adopted son to live inside ‘box’ in garage: cops」(Palm Beach County Sheriff’s Office)(CBS12)』『WSTPost 2022年2月10日付「Florida couple who forced adoption, 14, to live in 8ft x 8ft lockbox charged with child abuse」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)