インドで1年半もの間、狭いトイレの中に閉じ込められていた女性が救助された。女性は夫によって監禁されたと主張しており、救助された当時は歩くこともできなかったという。『The Indian Express』『Hindustan Times』などが伝えている。
去る10月14日、インドのハリヤナ州パニパットの農村部で夫によってトイレに1年半も監禁されていた35歳の女性が救助された。
女性は村人によって通報され、女性保護と児童婚を取り締まる地元の職員と警察によって救助されたが、彼女は自分で歩くこともできず、職員に抱きかかえられてようやくトイレの中から脱出することができた。
女性は監禁されている間、食事も満足に与えられていなかったようで、身体はやせ細り体力も無く、トイレのドアを開けた時には不衛生な中で横たわっていたとのことだ。
女性を救助した職員のラジーニ・グプタさん(Rajni Gupta)は、当時の女性の状態を次のように明かした。
「女性はとても弱っていたようで歩くことすらできませんでした。そして彼女に食事を与えたところ、チャパティ(インドの薄焼きパン)を8枚も食べていました。どうやら彼女は監禁中に適切な食べ物と飲み物が与えられていなかったようです。」
救助された女性には17年間連れ添った夫ナレシュ・クマール(Naresh Kumar)と15歳の娘、11歳と13歳の息子がいるが、