パラボラアンテナの上で暖を取っていたのだ。
スペースXによると、パラボラアンテナには積雪時にも対応できるように“スノー・メルト・モード(Snow Melt Mode)”が搭載されているという。これは雪が積もって通信に影響が出ないよう、アンテナの表面に熱を発生させて雪を溶かす機能である。
そして雪の降る厳しい寒さのなか、この機能を発見し有効活用したのが今回の猫たちだ。小さなアンテナからわずかに発生する熱を察知し、ぴたりと身を寄せ合っている。
アーロンさんがこの様子を写真に収めて自身のTwitterアカウントに投稿すると、今月5日の時点で18万件以上の「いいね」が寄せられるほど反響を呼んだ。ユーザーからは「賢い猫だな」「うちの猫はまだ気がついていないみたいでよかった」「エンジニアもこれは予想していなかっただろうね」「新しいハッキング方法か!?」など感心する声やジョークのコメントが多数届いた。
また「この猫ちゃんたちのために家を作ってあげないと」という書き込みに対して、アーロンさんは「この猫たちは暖房が効いていて水や食べ物もある専用の小屋があるのに、アンテナの上に座り込むことにしたみたいなんです。日が落ちると小屋に戻っていきますよ」と返信しており、パラボラアンテナは猫たちにとってかなり居心地の良い場所になっているようだ。
ちなみにカナダの冬の寒さは猫にとって厳しいようで、過去には「中に入れて」と言わんばかりの表情で窓をノックする迷い猫も話題を呼んでいた。
画像は『Aaron Taylor 2022年1月1日付Twitter「Starlink works great until the cats find out that the dish gives off a little heat on cold days.」』『Sputnik News 2022年1月3日付「‘Catellite Dish’: Elon Musk’s Starlink Receivers Attract Cats on Cold Days – Photo」(Starlink)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)