昨年に結成20周年を迎えた漫才コンビ・ナイツの2人が、自身のラジオ番組でこれまで経験したドッキリ番組について語る一幕があった。多くの芸人において“ドッキリ”を仕掛けられることは通過儀礼のようなもので、ナイツの2人もこれまでに仕掛け役・仕掛けられ役の両方でドッキリを経験してきているが、中にはひょんなことからドッキリだと気づいてしまうこともあったという。
ナイツがこれまで仕掛けられたドッキリといえば、2009年に放送された『お笑い芸人 どっきり王座決定戦スペシャル』(フジテレビ系)での“解散ドッキリ”が印象的だろう。塙宣之にドッキリで解散を持ちかけた土屋伸之だったが、全て把握している塙が逆ドッキリを仕掛けるというもので、営業の舞台上で繰り広げられた2人のやりとりには会場の観客や仕掛け人、スタジオのMCまでもが涙するというかつてない感動を呼ぶこととなった。これがナイツが今でも非常に仲が良いコンビと言われる所以でもあるだろう。
しかしこれまで他のドッキリ番組も経験している2人、その中にはすぐにドッキリだと気づいてしまうこともあったという。7日に放送された『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)の中で話題にのぼったのは、数年前に実施された銭湯でのドッキリだった。宴会場で漫才を披露した際、ツッコミ担当である土屋よりも早く反応する観客がいたらどう対応するか―というものであった。
そもそも営業前に野球のイチロー選手のネタを指定されたり、階段の踊り場を控室に指定されたりと怪しさ満点だったというこの日の営業だったが、