『M-1グランプリ』の審査員や漫才協会の副会長を務めるなど、今や漫才界の重鎮としての地位を築き始めているナイツの塙宣之。そんな彼が最近、自ら劇団を立ち上げ座長として活動を始めようとしている。「劇団スティック」と名付けられたその劇団、この名前から塙がこれまで見せてきた“棒演技”を思い起こす人は多いだろうが、マクドナルドの新CMでも座長として安定の演技を見せているという。
塙宣之の演技が注目されるきっかけとなったのは、2012年からテレビ朝日で放送されている人気刑事ドラマシリーズ『警視庁・捜査一課長』への出演が大きいだろう。2018年に放送されたシーズン3から登場した塙は、捜査一課長・大岩純一(演:内藤剛志)の公用車運転担当刑事・奥野親道を演じているが、当初からその“棒演技”に注目が集まり、固すぎる表情が「表情筋が殉職している」などと揶揄されることとなった。塙本人もその棒っぷりを認めており、2018年4月には自身がパーソナリティを務めるラジオ『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)で「傷ついたコメントベスト3」を発表。ぶっちぎりの1位は、目が怖くあまりにも棒読みのため「真犯人なのか?」と疑われたことだと明かしていた。
それでも普段から葛藤の多い大岩の本音を唯一聞くことができる貴重な存在として、今年4~6月に放送されたシーズン5でも同ドラマを盛り上げた塙。今月25日に放送された『ちゃきちゃき大放送』では、マクドナルドの「ごはんバーガー」新CMに出演することに触れ、