海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】保安検査場で赤ちゃんが窒息 ベルトコンベアを飛び越えたスタッフがハイムリック法で救う(米)<動画あり>

過去にニュージャージー州北部で救急救命士として10年間働いていた経験があり、すぐに異物除去の応急処置であるハイムリック法を行うことができた。

セシリアさんによると、1回目のハイムリック法では反応がなく、体の向きを変えて再度行うと赤ちゃんは無事に息を吹き返したそうだ。

「赤ちゃんが泣き出し、気道が確保されて肺が機能していると分かった時は最高の気分でしたね。本当に嬉しかったです。」

乳児の母親は涙を流して感謝しつつも、我が子が命を落としかけた出来事にショックを隠し切れなかったもよう。しばらく息子を抱くこともできなかったので、代わりにセシリアさんが赤ちゃんを抱いてセキュリティゲートを通過したという。

乳児の命を救ったセシリアさんだったが、事の大きさに気付いたのは数日後のことだった。セシリアさんは自身の迅速な対応を取り上げた記事やテレビ番組を目にするようになり、“ヒーロー”として多方面から称賛を受けていることを知ったのだ。

当時の映像を見たセシリアさんは「自ら人命救助する姿を初めて見たのですが、自分でも驚きました。これまでの訓練と経験を活かすことができたと感じ、本当に凄いことをしたと気付いた瞬間でしたね」と明かしている。

続けて「今回のような状況に直面したとしても、私の一日はそこで終わりません。これが救急救命士としての姿なのです。家に帰るまで、あるいは勤務が終わって全てが落ち着くまでは人命を救ったことをお祝いすることもありません。だからその日、私は自分の仕事に戻りました」と謙虚な姿勢を見せていた。

セシリアさんの活躍には「素早い判断だ。トレーニングの賜物だね」「これこそ本物の救急救命士の鑑だ。すぐに昇進させるべき」「冷静に対処するセシリアさんは、本物のヒーローだよ」など称賛の声が相次いだ。

ベルトコンベアを乗り越えて乳児のもとに駆けつけたセシリアさん(画像は『Fox News 2021年12月24日付「TSA officer saves baby from choking: ‘Mind-blowing to watch’」』のスクリーンショット)

最後にセシリアさんは「誰かを助けることも何かを学ぶことも、心を込めればなんだってできるのです。そう思った瞬間、今回の私みたいに自分を別人のように感じることができると思います」とコメントを残した。

画像は『Fox News 2021年12月24日付「TSA officer saves baby from choking: ‘Mind-blowing to watch’」(Transportation Security Administration)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

救急救命士の経験を活かし乳児を救ったセシリアさん(画像は『Fox News 2021年12月24日付「TSA officer saves baby from choking: ‘Mind-blowing to watch’」(Transportation Security Administration)』のスクリーンショット)

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