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アナさんは「毛先に火がつくのが見え、その後あっという間に炎が上がり、私のこれまでの人生が走馬灯のように蘇りました」と究極の状態だったことを明かすと、当時のことをこう振り返った。
「熱くて早く火を消さなくては…とは思いましたが、部屋には子供たちが15人くらいおり、火が他に燃え移らないようにケーキを抱えているしかありませんでした。」
「ただ私のそばにはすぐ、夫を含む家族のメンバーがやってきました。その場には水がなく、彼らは私の髪や顔を手で叩き火を消してくれたのです。もしかしたら大事になっていたかもしれず、いち早く動いてくれた彼らには本当に感謝しています。」
このアクシデントでアナさんは、右側の髪、つけまつ毛や眉毛が燃え、頬、顎、耳に軽い火傷を負ったものの、右目が永久的な損傷を受けるのは免れた。ただ右目は痛みが残り、今でも少しぼやけて見えるという。
アナさんは通常、大きな数字のロウソクを使うそうだが、その日はあいにく店に在庫がなく、たくさんロウソクが入ったパッケージを購入し、娘がデコレーションをしたという。
めでたい日に起きたとんだハプニングに、「家族は『今年のクリスマスには消火器を用意するよ』なんて冗談を言っていますが、これからはケーキに2本以上ロウソクを立てることはないでしょうね」とアナさん。「この先数年間は、自分のケーキにはロウソクはいらないわ」と笑った。
ちなみ今年8月にはイギリスで、26歳の男性が恋人にプロポーズするために用意した約100本のキャンドルで家が全焼していた。恋人を呼びに行っている間に火が燃え移ってしまったという。
画像は『New York Post 2021年12月6日付「Terrifying video shows mom set hair on fire blowing out birthday candles」(Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)