「発砲した際には小道具の銃を使うシーンを撮影していたそうです。現在はどの種類の銃がどのようにして発砲されたのかを調査しています」と明かした。
別の地元メディア『Santa Fe New Mexican』は、アレックが保安官事務所の外で涙ながらに電話をする写真を掲載した。もう1枚では、悲しみのあまりに膝に手を置き、前かがみになって泣き崩れるアレックの姿が捉えられている。
アレックの広報担当者は「空砲による小道具の銃の誤射による事故だった」と語っている。なお同映画の制作は即中止となった。
死亡したハリーナさんは2015年に「アメリカン・フィルム・インスティチュート」を卒業、2019年には「アメリカン・シネマトグラファー」によるライジング・スターの1人に選出された。2020年には米俳優ジョー・マンガニエロ主演の超次元SFアクション映画『ミュータント:マックス(原題:Archenemy)』で撮影監督を務めた。
同映画のアダム・エジプト・モーティマー監督は、BBCの取材に応じ「ハリーナは素晴らしいアーティストだった。キャリアをスタートしたばかりで、人々が彼女の才能に気付き始めていたところだった。彼女が撮影現場でこのような事故に遭って亡くなるという事実は理解できない。考えられないことばかりだ」と追悼の意を表した。
ハリーナさんは現地時間19日、自身のInstagramでカウボーイハットを被り、乗馬をしている動画を公開したばかりだった。彼女の夫で弁護士のマシューさんは英メディア『Daily Mail Online』に「アレックと話をしました。彼はとても協力的です」と話している。夫妻の間には9歳の息子がいるという。
画像は『Alec Baldwin 2021年2月2日付Instagram「I think of everyone, closed in, buried by their thoughts, the future completely unknown.」、2021年10月14日付Instagram「On the set in NM…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)