米俳優アレック・ボールドウィン(63)が主演とプロデュースを務める西部劇映画『Rust』の撮影現場で、小道具の銃を誤射しスタッフ2人が死傷した。地元メディアは、アレックが保安官事務所の外で泣きながら電話する写真を掲載している。
サンタフェ保安官事務所は現地時間21日に声明を発表し、アレック・ボールドウィンが撮影中の小道具に使う銃を誤射したと伝えた。誤射が起きたのは午後1時50分で、これにより撮影監督のハリーナ・ハッチンスさん(42)が死亡、映画監督のジョエル・ソウザさん(48)が負傷した。
この日はニューメキシコ州サンタフェ市近郊のボナンザクリーク牧場で西部劇映画『Rust』の撮影が行われていた。午後2時頃に牧場で発砲があったとの通報を受け、副保安官らが撮影現場に向かったという。
ハリーナさんは救急ヘリでニューメキシコ大学病院に搬送されたが、医療スタッフにより死亡が確認された。ジョエルさんは救急車でクリスタス・セント・ヴィンセント地域医療センターに搬送され、怪我の治療を受けて数時間後に退院したそうだ。
保安官事務所は「現在調査を進めており、現在のところ事件に関する告訴はされていない」と述べている。
地元メディア『Albuquerque Journal』の取材に応じた保安官事務所のホアン・リオス氏は「ボールドウィン氏は自ら進んでここに来て、捜査官と話した後に帰りました」と述べ、