エリザベス女王(95)がエディンバラ公フィリップ王配の亡き後、初めて公の場で夫について語った。スコットランド議会を開会した女王は、王配と毎年休暇を過ごしたこの土地に「多くの幸せな思い出がある」と述べ、夫と共有したスコットランドへの愛を伝えた。
現地時間2日、スコットランドの首都エディンバラにあるホリールードで行われた第6回スコットランド議会の開会式に、エリザベス女王が出席した。
女王は花柄のワンピースの上にグリーンのコートと帽子を着用、襟元には祖母メアリー王妃から受け継いだ、スコットランドの国花アザミを象ったダイヤモンドのブローチが輝いている。
開会式で演説を行った女王は、今年4月に老衰のため99歳で逝去した夫エディンバラ公フィリップ王配と共に過ごしたスコットランドへの愛を語った。
女王は「私は以前、この素晴らしい国への深く変わらぬ愛情と、フィリップ王配と私がこの場所で過ごした多くの幸福な思い出についてお話ししました」と述べ、このように続けた。
「『土地を作るのは人々である』という言葉をよく聞きますが、近頃見てきたようにスコットランドほどこの言葉が現実的である場所は滅多にありません。」
“エディンバラ公”の称号を与えられたフィリップ王配にとって、