毎年6月に英王室が主催する競馬の祭典「ロイヤルアスコット」の最終日に、エリザベス女王(95)が来場した。昨年のレースはパンデミックのため無観客で開催されたことから、女王が観戦するのは2年ぶりとなった。
エリザベス女王は1952年に即位して以来ロイヤルアスコットのパトロンを務めており、レースには毎年欠かさず観戦に訪れていた。最初に来場した1946年には、翌年に夫となる故エディンバラ公フィリップ王配と一緒だった。
昨年のイベントはパンデミックのため無観客で行われ、女王は出席しなかった。今年は英時間15日~19日の5日間にわたって開催し、観客は新型コロナウイルス検査を受けマスクを着用して参加した。
女王は例年とは異なり、スコット・モリソン豪首相との直接会談があったためレース開幕日は欠席となった。他の開催日にも続けて来場しなかったが最終日となった19日、ついに姿を現した。公用車で到着した女王が降車すると国歌が流れ、大勢の観客から拍手が送られた。
ミントグリーンのコートと帽子を着用した女王は、所有する馬の様子を見ながら満面の笑みを浮かべていた。この日のレースでは、女王の馬“リーチ・フォー・ザ・ムーン(Reach for The Moon)”、“タクティカル(Tactical)”、“キングズ・リン(King’s Lynn)”、“ライト・リフレイン(Light Refrain)”らが出馬した。
レース開幕日にはチャールズ皇太子とカミラ夫人夫妻のほか、