出産予定日が近づくといつ陣痛が起きてもいいように準備をするが、なかなか思い通りにはいかない。このほど計画分娩を予定していた妊婦が急に産気づき、ピックアップトラックの荷台に乗って病院に向かう途中、ガソリンスタンドで出産したという。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。
英ダラム州メダムズリー在住のステファニー・リチャードソンさん(Stephanie Richardson、29)は10月1日の早朝4時30分、ランチェスターにあるガソリンスタンドで6.15ポンド(約2790グラム)の女の子を出産した。
わずか40分というスピード出産だったが、パートナーのマシュー・バーリーさん(Matthew Varley、29)と助産師の友人が駆けつけてくれたおかげで母子ともに無事だった。
実はこの日の朝8時に計画分娩を予定していたステファニーさんだったが、それよりも早くピックアップトラックの荷台で出産するというドラマチックな展開を迎えることとなった。
助産師の友人はピックアップトラックの荷台で懐中電灯の明かりだけを頼りに赤ちゃんを取り上げ、ステファニーさんと赤ちゃんはノースダラム大学病院に運ばれたという。
ステファニーさんは当時の状況をこのように振り返っている。
「夜中に痛くて目が覚めたので、そろそろかなと思い『赤ちゃんが生まれそうだからすぐ来て』と助産師の友人に電話をしました。マシューが運転して友人は助手席に、私は荷台で四つん這いになって病院に向かいました。」
「ガソリンがなかったので、セント・ビーズ・スクールの近くにあるガソリンスタンドに寄りましたが、閉まっていて真っ暗でした。友人は999(緊急ダイヤル)をかけるように言いましたが、その後すぐガレージの前で赤ちゃんが誕生しました。まるでドラマのような出来事でしたが、今はもう元気です。まさか道端であんなことが起こるなんて。」
現在多くの地域でガソリン不足が続くイギリスでは、閉鎖を余儀なくされたガソリンスタンドが増えているという。
ステファニーさんは続けて、