「経産婦は初産婦に比べ出産のスピードが早い」と言われるが、早すぎるのも困りものだ。このたびイギリスで、第2子の計画分娩を間近に控えていた女性が、アパート前の歩道で出産。たまたま近くにいた人々が協力し、元気な男の子が誕生した。涙あり、笑いありの出産を『MyLondon』『The Mirror』などが伝えている。
英サウスロンドン在住の1児の母マルティナ・ジェーンズさん(Martina Janes、36)は今月22日、薬を使って陣痛を起こす計画分娩を予定していた。
しかし赤ちゃんがきまぐれなのは万国共通、マルティナさんは16日から軽い腹部の痛みを感じるようになり、20日になると万が一のことを考えて陣痛の間隔を測るようになった。
その日の夕方のこと、夫のマルコ・デ・カルリさん(Marco De Carli)はマルティナさんをアパートに1人残し、息子のジャコモ君(Giacomo、2)を保育園に迎えに行った。ジャコモ君のお産には10時間を要していたため、まだ余裕の表情の妻を見て「2人目とはいえ、すぐに生まれることはないだろう」と判断してのことだった。
ところがほどなくして、マルコさんはマルティナさんから「お腹の痛みが酷いから、配車アプリでタクシーを呼んで!」と電話を受けた。
慌てて配車の手配をしたマルコさんは、ジャコモ君を連れて無我夢中にアパートまで走った。
そして部屋のドアを開けたマルコさんが目にしたのは、