現地時間21日に映画の撮影現場で小道具の銃を誤射した俳優アレック・ボールドウィンが、このほどパパラッチの前に姿を現した。事件当日に自身のSNSに心境を綴るのみに留まっていたアレックが、カメラの前で事件について口を開いたのは今回が初めてのこと。およそ3分半にわたるインタビューでは執拗なパパラッチにも冷静に対応し、事件に対する見解を自らの言葉で語った。
米時間21日、西部劇映画『Rust』の撮影現場だったニューメキシコ州サンタフェ市近郊の牧場で、主演とプロデュースを務めるアレック・ボールドウィンが小道具の銃を誤射し、撮影監督のハリーナ・ハッチンスさんが死亡、同作の監督を務めるジョエル・ソウザさんが負傷するという痛ましい事件が起こった。
助監督から「コールド・ガン(cold gun)」(弾丸の入っていない、安全な銃)だと手渡された小道具をアレックが発砲したところ、実際は実弾が装填されたものだったという現場のずさんな安全管理が露見したこの事件は現在も捜査中で、アレックを含む同作のプロデューサーらが地元当局の捜査にすすんで協力しているそうだ。
そんな渦中のアレックは事件以来、パパラッチ集団に執拗に追いかけ回される日々を過ごしている。現地時間30日には、バーモント州マンチェスターの路上で自ら車を降り取材班に接触したアレック、「子供達が車の中で泣いている」「追跡をやめてもらえないか」と懇願すると同時に、取材班の質問に対し可能な範囲で回答した。
「彼女は僕の友人だった。」
自身の誤射で死亡したハリーナ・ハッチンスさんについてそう繰り返し語ったアレックは、