このように続けた。
「妻が植物状態になった時、私の息子デミル(Demir)はまだ生後3か月で、娘のヤネスク(Yanesk)は2歳でした。現在デミルは4歳で、ヤネスクは6歳になりますが、母親の帰りをずっと待っています。しかし妻は寝たきりで動くことや話すこともできず、呼吸が楽になるように気管切開をし、胃ろうで栄養を摂っている状態です。私は仕事を辞めるわけにもいかず、妻の介護にも子供たちの世話にも人を雇っているのです。」
「妻は約6万円(5000トルコリラ)を支払い手術をしたようですが、私が事前に手術のことを知っていたら中止させていたでしょう。妻に脂肪吸引や鼻形成術などの必要があったとは思えないのです。」
「ただ妻がこのような状態に陥ったのは病院側に責任があると思っています。今入院している病院は妻を退院させようとしていますが、私は妻が完全に回復するまでは絶対首を縦に振ることはありません。」
ルスタムさんはサビーナさんの施術を担当した形成外科医のA.F.と麻酔科医のE.O.を告訴しており、「これまでの4年間は生き地獄のようでした。だからなおさらあの日、一体何があったのかをはっきりとさせたいのです」と憤るも、「1か月後に私たち家族がどうなっているのか、全く分かりません」と不安を口にした。
なおこのニュースには「自分の身体にメスを入れることのリスクをしっかり考えて手術を受けるべき」「手術前の写真では手術が必要とは思えない」「トルコでの事故が多い」「身内のこんな姿を見るのはつらいだろう。特に子供がかわいそう」「5分の心停止で脳に損傷とあるけど、もっと何かほかにミスがあったのでは?」「植物状態であとどのくらい生きるのだろう。回復する見込みはあるのだろうか? いずれにしても家族には過酷すぎる状態」「入院が長引けば長引くほど受け入れ先がなくなるんだよね。深刻な問題」「もし単なる延命治療であるのなら、自分は受けたくないかも」といったコメントがあがっている。
ちなみに2019年にはアメリカで、豊胸手術の麻酔後に放置された18歳女性が心停止で脳に障害を負った。女性は高校の卒業記念として手術を受けたという。
画像は『Yeni Şafak 2021年10月23日付「Estetik ameliyatı hayatını kararttı: İki çocuk annesi kadın yatağa bağımlı kaldı」(İHA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)