「分娩が始まるとすぐ、何かとんでもないことが起きている」と直感したと語り、このように続けた。
「赤ちゃんが出てくるとすぐ、頭部に怪我をしているのが分かりました。ウィンターの頭頂部は陥没し、頭蓋骨を挟んでいたであろう鉗子の形が残っているのがはっきりと見て取れたのです。また目の上には10.1~12.7センチ(4~5インチ)の大きな切り傷ができていました。あの光景は一生頭に焼き付いて離れないでしょうし、忘れることもないでしょう。あれは私にとってまるでホラー映画のようだったのですから。」
なお夫妻は共に「分娩室の中はかなり緊迫していた」と明かしており、ウィンターちゃんの誕生時の状態を「ボロボロにされて酷く傷つき、痣ができ、まるで死んでいるようだった」と表現している。
ウィンターちゃんは翌日、アルダーヘイ小児病院に転院し、一度は持ち直したもののその日のうちに死亡しており、夫妻は同病院の医師らに「ウィンターちゃんの頭蓋骨にはかなりのひびが入っているようだ」と告げられたという。
またウィンターちゃんの死から数日後、夫妻はオームスカーク病院のスタッフと名乗る人物から「あの分娩には問題があった」という趣旨の連絡を受けたそうで、憤りを隠せないマリッサさんは「私たちは赤ちゃんを失った悲しみと向き合わなければならないうえ、なぜウィンターの命が奪われてしまったのか、その真実を知るために闘わなくてはならないのです」と述べ、法的措置を取ることを明かした。
ちなみにウィンターちゃんの死因は現在、同地域を担当する上級検死官が調査中で、国民保健サービス(NHS)の調査機関や独立規制機関であるケア・クオリティ委員会(CQC)なども動き出しており、結果が出るまで詳細は明らかにされないとのことだ。
画像は『The Daily Star 2021年10月24日付「‘Shattered’ parents claim baby girl died in devastating ‘horror film’ delivery」(Image: Marisa Sheard)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)