1月31日、ケニアのマサイマラ国立保護区にてメスのゾウがオスのバッファローを攻撃して死においやった。その一部始終をアマチュアカメラマンが捉えている。

英メディア『Daily Mail』が伝えたところによると、休暇でこの地を訪れていたアマチュアカメラマンが貴重な出来事を目撃した。カメラマンによれば、バッファローが木陰で休んでいたところにメスのゾウが来襲してきたとのこと。メスのゾウは牙が一つしかなく、3頭の子ゾウを連れて歩いていただけであった。

バッファローは突然の出来事に驚き、頭突きを食らわせた。その仕返しにゾウは1本の牙でバッファローを突き刺したのだ。

ひるんだバッファローは体勢を立て直そうとしたが、ゾウは鼻でバッファローを持ち上げると全力で投げ飛ばした。590キロにもなる巨大なバッファローがゾウの鼻だけで投げ飛ばされるということは非常に珍しく、それほどまでにゾウは興奮していたと思われる。それだけでなくゾウは倒れこんだバッファローを何度も鼻で転がしていた。攻撃中、子ゾウたちは少し離れた場所から鳴き声をあげていたそうだ。

バッファローはしばらくすると動かなくなり、ゾウはようやく子ゾウを連れてその場から立ち去ったが、興奮は収まらぬようで鼻を高く上げて威嚇していたという。

一部始終を写真に収めたカメラマンは、興奮気味に「人生に一度しか撮れない貴重な写真だ」と話している。

出典：http://www.dailymail.co.uk
（TechinsightJapan編集部　FLYNN）